高梨 実沙
2人のママ(3歳女の子、1歳女の子)
学生時代のアルバイトで接客が好きになり、19歳で上京し、憧れの某テーマパークで5年勤務。帰郷し、これまた憧れだったアパレル業界で4年半勤務。 妊娠・結婚を機に再び上京。現在2人の子育てに奮闘しながら、Bright Oneの運営部のスタッフとして活動しています。
過去:理想と離れていくワンオペ育児の現実
2人の子どもに恵まれ、ありがたくも専業主婦となり、慌しく子育てに奮闘する毎日。ただ、仕事が忙しい主人は、平日も土日祝日も仕事、仕事、仕事…。いわゆる“ワンオペ育児”。さらには昼夜逆転の仕事なので、一方はおはよう、一方はおやすみ、の繰り返し。平日はママ友たちと遊べても、家に帰ればずっと子どもと3人。週末に外に出れば、パパとママと子どもと…ご家族でお出かけしている姿を見ると、キラキラして見えて、なんだか急に寂しい気持ちになったり、落ち込んだり…世間に置いていかれてる、そんな感覚にもなりました。心の余裕がなくなり、子どもに当たってしまうこともありました。
待機児童が多い地域で保育園が見つかるとも思えず、でも、少しでも家計の足しになるような…。なにかしなければ…なにか動かなければ…と毎日思いつつも、ワンオペ育児に限界を感じ始めていた、そんな時、ふと目に留まったのは『子連れ出勤OK』のBright Oneの募集記事でした。
現在:新しいことにチャレンジできる楽しさ
学生時代の飲食店アルバイトで接客が好きになった私は、憧れだった某テーマパークで働くために19歳で上京しました。やりがいがあってとても楽しい5年間でした。私情で帰郷することになり、次の職場はこれまた憧れのショップの店員さん。4年半程勤務しましたが、妊娠・結婚を機に退職し再び上京しました。
…お気づきでしょうか?そうです。私はずっと接客業しかしたことがないのです!アパレル販売員をしていた時、店長こそ経験しましたが、だからといって、資格も免許もなにもない!それどころか事務作業もほとんどしたことがなく、パソコンの知識も皆無!
こんな私に何が出来るのか、正直自信がありませんでした。でも、代表の谷口さんはいつも背中を押してくれます。時間を割いてしっかり話を聞いてくれた上で、アドバイスや解決策を一緒に考えてくれます。
そのおかげで、今は運営部&コモレビのスタッフとして、世の中のママ・女性に向けてなにかできることがあるのではないか?と、いろんな企画を考えたり、それを実践してみたり、在宅でパソコンを使った業務をさせてもらったりと、周りのサポートを受けながら、日々新しいことに取り組んでいます。
今では苦手意識があって今まで遠ざけていたことも、出来ないことも、やってみたいことも、すべて含めてチャレンジしようと思えれるようになりました。いい歳して、こんなことを大きい声でいうのもお恥ずかしいのですが、少しずつ考え方が変わってきました!今はやりたいこと、やってみたいこと、出来るようになりたいことがたくさんあります!
未来:一社会人として、女性として、そして母として
私は小さい頃から絵を描くのが好きで、芸術に特化したデザイン科がある高校へ進学しました。そこで絵はもちろん、グラフィック、写真、陶芸、木材工芸など様々なことを学びました。でも、どれも好きでしたが、自分より上手な人間がたくさんいる環境で、秀でてるものがなく、落ちこぼれのような思いになり、“特技・得意なこと”とは言えず、“趣味・好きなこと”と言ってきました。でも今は、独身の頃、好きな接客を仕事にしたように、その好きなことが仕事にも活かせるようにしたいなと前向きにそう思っています。その好きなことや、私ができることで、世の中のママをはじめとした女性のなにか力になれたらいいな…なんて、すごく漠然とした大きな夢も持ち始めています。
Bright Oneのスタッフは全員ママさん。あっちからこっちから、ママたちの話し合いをする声、子どもの笑い声や泣き声が聞こえてくる本当ににぎやかな職場です。そのにぎやかにしているのが我が子だったりもしますが、かわるがわる相手をしてくれたり、抱っこしてくれたり、時には寝かしつけてくれたり(笑)。働くきっかけとしては決していい状況ではなかったですが、谷口さんをはじめとしたスタッフのみなさんと出会えて、またBright Oneという“ママとして働ける”新しい居場所に出会えて、本当に良かったです。
私はまだまだ未熟な母親です。ダメな部分もたくさんあって、Bright Oneに出会ってそんな未熟さを改めて見つめるきっかけにもなりました。まだ模索している最中ですが、笑顔を忘れず、我が子にとって自慢できる誇れる母親でありたいとそう思っています。