青峰 由佳
2人のママ(5歳男の子、3歳男の子)

大学卒業後、住宅メーカーで営業事務に従事。結婚と同時に主人の住む街へ移るために退職。2人の男の子の育児と家事に追われる毎日の中で出会ったBrightOneのハンドメイド部で新しいことにチャレンジ中。

過去:自分なんかと諦めていた私に訪れた出会い

結婚、出産、主人の転勤などが重なり専業主婦となった私。
初めての育児は分からないことだらけで大変だけど、長男出産後に児童館や公園で出会ったママや子どもたちと充実した時間を過ごしていました。しかし、長男が一歳を迎えた頃、多くのママたちは子どもを保育園に預け、仕事に復帰していきました。そんなママ友たちは忙しいながらもどこかキラキラしていて、充実しているように見えました。そして、よく働くママたちから「一日中子どもと過ごすなんて考えられないよ!本当にすごい!!」そんな言葉を掛けられ、「いやいや、働きながら子育てや家事なんて私にはできないよ~」と返事をしつつ、内心は「いいな。ランチはゆっくり自分の時間。トイレに行っても泣く人もいないし…」と思っていました。正直、ただの僻みです。仕事が終わると直ぐにお迎え、食事の用意、寝かしつけの後に残った家事。そんな日々、大変なことは容易に想像できました。けど、その頃の私はそう感じていたのです。子どもはかわいいし、成長は楽しい。それはもちろん嘘ではないけど、ともかく何かを集中して取り組んだり、自分の時間、大人と関わる時間が欲しかっただけなのです。

ただ、私には自信がありませんでした。既に数年の働くことから離れ、大した経験もない私を必要としてくれる会社あるのかな?周りには保育園に入れられないと言い訳をして働くことを諦めていました。そんなある日、あるサイトで「働きたいけど働きに出られない。一歩を踏み出せない。その理由や経緯を聞かせてくれるママを募集しています」そんな文章に出会いました。まさに今の私だな。と直感で感じ、募集先へメッセージを送りました。その募集元こそ現BrightOne代表の谷口さんでした。

ニコニコと素敵な笑顔で、楽しそうに新しく立ち上げる会社(BrightOne)の話をされる谷口さんはまさにキラキラ輝いて見えました。私のへたくそな話もしっかり耳を傾けてくれ、話している私までそのニコニコに巻き込まれていきました。そして別れ際、「働きたくなったらいつでも声を掛けてください」と一言。私は社交辞令かな?私なんかにできることないでしょ。と勝手にスルーしていました。。

しかし、数か月後、「新しいオフィスができたので見に来てください!」。さらにしばらくすると「求人を出したので、希望に合えば是非来てください」と連絡をくださいました。キッズスペースのあるオフィスへは子連れ勤務ができる。働きたいという純粋な思い、そして何より、谷口さんの人柄に惚れてBrightOneで一歩を踏み出す決意をしました。

現在:自分を認めてくれる居場所で芽生えた自信

そんなこんなで働き始めた私は、社内のハンドメイド部でママたちが考える商品の企画販売を担当することとなりました。しかし・・・ゼロからスタートしたチームは、企画の時点でつまずき、なかなか前へ進めず悶々とする日々。

今までの私ならこんな時、とことん長い物に巻かれ、上の意見に従ってきました。ただただ自分に自信がなかったので。しかし、全員同時に仕事を始めたチームメンバーは全員フラットな関係。長い物がなかったのです。巻かれるものがないので、始めは戸惑いました。しかし、そのままでは何も進まないことに気が付きました。そして、少しずつ自分の意見を伝えるように心がけました。すると、意外と自分の意見にみんなが同意してくれたり、私に意見を求めてくれることに気づき、意見を言うことへの恐怖心が消えていきました。本当にちっぽけなことですが、当時の私には大きな変化でした。
まだまだ駆け出しのハンドメイドチームですが、新しい商品の完成や、直接お客さんと接して反応を見ることで、少しずつ自分に自信がついていくのを日々感じています。

未来:お飾りと諦めていた資格を活かしたい!

チームの中で必要としてもらえたことで生まれた小さな自信。それは、業務の中でも少しずつ育ち、次はこんな商品を作ってみたい、ここを改善してみたらどうだろうか?と新しいモノを生み出す力になっています。

そんな私が密かに抱いている目標。それは、持っている資格を生かせる職に就くこと。社会人時代に取得した宅地建物取引主任者の資格ですが、当時の仕事でも活かす機会は少なく、持っているだけのお飾りの状態でした。以前は、資格があっても経験がないから、この先も履歴書を書く際のお飾り。と割り切っていました。しかし、せっかく持っているのに活かさない手はない。もう一度勉強し、子どもの育児が少し落ち着いた頃、資格を生かした仕事をしたい!それが今の私の目標です。